忍者ブログ
心がさびしい、 心がつらい、 心が痛い・・・ 心が喜ぶ・・・
[187] [186] [185] [184] [183] [182] [181] [180] [179] [178] [177]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 一休さんの詩を遊ぶ交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★






★ 青のくさみ「森女」遊泳2001w12p1028「0690」

――★♪♪★―――――――――――――★♪♪★――

お惚気の恍惚楽土花海棠

――★♪♪★―――――――――――――★♪♪★――






 お惚気としても、ここまで無垢にお惚気を語れる無邪気さに脱帽しますね。
 この無邪気さ、真似したいのですけれど、天衣無縫は天性の資質でしょうね・・・
 鄙の貧しい凡愚老仁の暮らしの中からは、そんな優雅な天然は、素養として身につくものではないでしょう。

 としても、ぼろぼろにぼろが出てもいい、やっぱり、真似したいものですね。
 ぼろぼろにぼろを出し、ぼろぼろになった自意識を吹き飛ばしてしまったら、底抜けに明るく、底抜けに無邪気になれるような気もします。
 自意識の破壊を虚構してきた凡愚老仁ですから、ある程度は真似できそうな気もしているのですけれど、何かが、足枷を嵌めているのです。
 その足枷を切る楽しみもあるのですけれど、その足枷を切らない楽しみもあるんですね・・・


 お惚気の恍惚楽土花海棠   仁


 捨てるものなきはだかの心


 一休さんはずっとその足枷を切る楽しみを遊んできたのでしょう。
 けれど、森女さんとの巡り愛は、足枷を切らない楽しみでもあったけれど、森女さんが足枷にならない菩薩位の女性だったということもできるのでしょう。
 一休さんは自己を超克して底抜けになったのですけれど、森女さんは底抜けにならなければ生きていけなかったんです。
 イエスさんは野の花を観よ、といいましたけれど、一休さんはその野の花を森女さんに観たのでした。





★ 仁訳森女0690w02『 一代風流之美人 』看森美人午睡w12p1027

――★♪♪★―――――――――――――★♪♪★――

一代風流之美人 艶歌清宴曲尤新 新吟腸断花顔靨 天宝海棠森樹春

――★♪♪★―――――――――――――★♪♪★――






 一代の風流の美人、
 艶歌、清宴、曲、尤も新なり。
 新吟、腸を断つ、花顔の靨、
 天宝の海棠、森樹の春。

仁訳
 なんといってもこんな風流な美人はもうどこにもいないよ、
 仲間との宴の席で森公が艶歌を唱うと、情感が籠もっていつも新鮮なんだ。
 唱う度に、森公の顔の靨が悩ましくて、たまらなく愛おしくなる、
 その美しさは海棠と讃えられた楊貴妃とは比べることもできない別格の美しさだよ。
 まさに今、春絶頂の深山の森のように、森公は至高の美しさだよ。


 谷川の清水に蓮の花咲かず   仁


 人も縁も選ばず受用


 <一代風流美人>。森女さんの風流は命の天然しかありません。一休さんが捨てつづけて辿り着いた無所住無一物の世界を森女さんは天然に生きてきたんです。森女さんには京の街の地獄模様も金閣銀閣の栄華も見えないんです。日々の偶然の縁にすがって生かされていくしか命の放浪でした。強盗強姦殺人が日常の戦乱の世の中を、盲目の若い女性が一人で生きていくんです。一休さんがはじめて出会う極限を生きる実存でした。その森女さんが唄う歌も曲も、舞いも仕草も、悲しみ、苦しみを突き抜けて、清浄そのもので、人の心を撃ちました。


 一休さんも森女さんに撃たれました。
 撃たれて一休さんの風狂も消滅しました。狂雲子の虚構の彷徨は終わりました。
 森女さんとの実存の交わりによってただの人間に戻ることができたのです。
 < 本来の面目坊が立ち姿 一目見しより恋とこそなれ   一休 >
 一休さんが片想いしつづけてきた面目坊は森女さんだったのですね。
 一休さんは77歳で、やっと、真如の愛に、巡り会えたのでした。


 一休さんは森女さんとの実存の交わりによって、< 釈迦、達磨をも奴となし玉ふ程の人に成り玉ひ候はば、俗にても苦しからず候 >という母の諭しの境地に立つことができたのでした。
 つまりは、宿命の落胤煩悩から解き放たれることができたのでした。
 詩も、王朝幻想から解き放たれて、逆行ではなく、スローセックスを詩うことができるようになるのです。


 大きな命の大きな世界を疾風のように駆け抜けた狂雲子が小さな命の小さな世界に自然法爾のスローセックスを生きることができるようになったのです。名もなく、秘やかな、深山の森の幽玄な命の妙適の開花ですけれど、酬恩庵は、既に、百人を越す弟子たちの道場にもなっていて、また新しい文化の創出を魁けるアーチストたちの禅定の広場にもなっていましたから、そんな日常のど真ん中の開かれた幽玄を生きたのです。


 散るもみじ面目坊はただの人   仁


 今ここ命一念一生






★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 青のくさみ「森女」遊泳1901『 遊泳の時空開くか秋の暮 』w12p1025 へどうぞ!!! ★★★

 

★★★ つけ句あそび交心w12q093001『 念ずれば物皆形見涼しかり 』 へどうぞ!!! ★★★
 



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


拍手[0回]

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
青柳仁
性別:
非公開
自己紹介:
 21世紀を平和の世紀に!
 平和の砦を守る戦士として生きていますけれど、身近な人たちの中で、戦争に対してNO!と言い続けるスタンスを持ち続けていくことしかできません。
 手に花を!心に平和の砦を!

 平和の砦の源泉は子どもたちの未来を守ることです。子どもたちが生きる希望と勇気を持つ世の中を創りだしていきましょう。
 子どもたちと一緒に生きましょう。

バーコード
ブログ内検索
カウンター
ようこそ!