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心がさびしい、 心がつらい、 心が痛い・・・ 心が喜ぶ・・・
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★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 一休さんの詩を遊ぶ交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★






★ 青のくさみ「森女」遊泳1701w12p1012「0687」

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寄り添うて寂しさに泣け宵の秋

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 一休さんのスローセックス終着駅に着きました。
 自然法爾、梵我一如の巡り愛の三昧境です。
 一休さんの三昧境を内観できるようになった森女さんは、その三昧境の魂に交わるように、若い肉体を一休さんに添わせるんです。その香りに、その柔らかさに、その温もりに、一休さんは未生以前の魂の故郷を体感することができるのです。その体感の安堵の中を心は逍遙し、森女さんの命と巡り愛、森女さんと魂のまぐわいを現成するんです。


 寄り添うて寂しさに泣け宵の秋   仁


 泣けばうき寝も一会の楽土


 > おもいねのうきねのとこにうきしずむなみだならではなぐさみもなし   森女


 この森女さんの心をしっかりと抱きしめる一休さんになっていくのです。
 この森女さんの心を確りと抱きしめる一休さんの生身は、もう、森女さんにとって、弥勒菩薩さんの化身に幻えてくるのでしょう。
 その一休さんを涙に震えながら確りと抱きしめてくる森女さんは、もう、一休さんにとって、弥勒菩薩さんの化身に幻えてくるのでしょう。
 魂のまぐわう梵我一如の法悦の時が流れます。

 スローセックス。妙適清浄句是菩薩位。
 無心の心は一切清浄。
 煩悩即菩薩。






★ 仁訳森女0687w01『 盲森夜々伴吟身 』約弥勒下生12s0712

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盲森夜々伴吟身 被底鴛鴦私語新 新約慈尊三会暁 本居古仏万般春

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 弥勒の下生を約す

 盲森、夜々、吟身を伴う、
 被底の鴛鴦、私語、新たなり。
 新たに約す、慈尊三会の暁、
 本居の古仏、万般の春。

仁訳
 目の見えない森公は、夜々、唱うように、舞うように、体をほとめかせて身を寄せてくる、
 鴛鴦のように寄り添い合って、ぼくらは、愛を語らい合うんだよ。
 朝になると、また、新しく約束し合うんだ。弥勒さんのように蘇って、何度も何度も、愛し合おうね、と、
 森公は、ほんとうにぼくにとって、いつでも春をもたらしてくれる弥勒菩薩さんなんだよ。


 ※ 慈尊三会=弥勒菩薩が衆生救済の為に開く三度の集会のこと。



 回生の源命湧く泉   仁


 婬水の香に安堵の睡り


 一休さんは森女さんに抱かれて少年のような笑みを浮かべて眠りに入るのでした。
 朝の清新な日差しの中で、またお互いに愛おしみ合いながら、森公、ありがとうね、ぼくはきみの無心に救われたよ、とささやくのでした。森女さんは溢れる熱い涙を一休さんの胸にこぼしながら、わたしもほんとうに救われました、とささやくのでした。
 ぼくらも弥勒さんのように、辛苦も悲喜も分かち合って、お互いに救いになるように、いつも新しい心で愛し合おうね、と深い絆を約束し合うのでした。


 好日は命ぞ山も粧いぬ   仁


 移ろう時の折々の情





★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



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★★★ 青のくさみ「森女」遊泳1601『 真綿なる母に抱かるる月見草 』w12p1011 へどうぞ!!! ★★★
 

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★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 一休さんの詩を遊ぶ交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★








★ 青のくさみ「森女」遊泳1601w12p1011

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真綿なる母に抱かるる月見草

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 一休さんの信女さん礼賛がつづきます。
 森女さんの手を取って、つくづく眺め、撫でもし、頬づりもし、その柔らかさを誉めるんです。そして自分の手と比べながら自分の老いを嘆きます。森公よ、こんなぼくを、きみはこんなにも愛おしんでくれるんだね、この幸せにずっと浸っていたいよ、と泣いて喜ぶんです。一休さんはもうすっかり子ども返りしているのでしょうね。母を恋い慕いつづけた周建少年になりきって母に甘えているのでしょうか・・・


 真綿なる母に抱かるる月見草   仁


 幼子に落つ真女の涙


 一方で一休さんは< 妙適清浄句是菩薩位 >の詩を詠いあげていきます。
 無心が清浄の根源です。命は無心です。
 命より発露するものは一切清浄だというのです。
 一休さんは無心の窮みを生きたのでしょうね・・・

 そして無心の窮みを生きぬいてきた森女さんに巡り会うんです。無心の魂が呼び合ったというように相逢うミラクルが起こるんです。

 儀式張り、形骸化された大徳寺宗門に対する糾弾のスタンスとして逆行三昧した一休さんはもういないようです。逆行三昧も超克しました。
 これよりは弥勒菩薩への変化を幻視するんです。





★ 仁訳森女0686w01『 我手何似森手 』喚我手作森手12t0625

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我手何似森手 自信公風流主 發病治玉茎萌 且喜我会裏衆

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我が手、森の手に何似なる、
自ら信ず、公や、風流の主。
病を発すれば、玉茎の萌ゆるを治す、
且く喜ぶ、我が会裏の衆。


仁訳
 ぼくのごつごつしたこの手は、森公の柔らかい手に比べられるものじゃないね、
 この妖艶な森公は、本当に風流の主だと、やっぱり信じてしまうよ。
 ぼくが病気になれば治癒してくれるし、玉茎が萌え立つと癒してくれる、
 これほどの菩薩のような女性を家族の一員にできたことを、弟子たちもみんなただただ喜んでいるんだ。



 紅葉の映えて真女の也風流   仁


 音色も妙に渓風の吹く


 森女さんとの無心の、素直で大らかなスローセックスライフに、自然法爾の法悦境を三昧します。開かれたスローセックスの仙境とといってもいいのかもしれません。
 弟子たちはその開かれたスローセックスの光景に、一休さんが説いた『婆子焼庵』の「無可、無不可」の無心の光景を重ねて観ているのでしょう。


★★★ 青のくさみ「森女」遊泳0501『 超えて今地獄の花か酔芙蓉 』w12q0909「0088」 へどうぞ!!! ★★★




 そしてこのスローセックスが一休さんの命の力を開花させ、その歓喜と森女さんの歓喜が共振し合って、一休さんの回春を豊かなものにしていくんです。
 スローセックスは命のドリブルなんでしょう。
 躍動する心が長命を保持してくれるのでしょうね。

 さすがに一休さんも85歳にもなると体力も衰えてくるのでしょうね・・・病がちにもなります。持病の瘧も繰り返すようになってきます。その時の森女さんの介護がまた心細やかな手当になるんです。精も甦らせてくれる手当の術を持っているようです。
 一休さんも森女さんに抱かれて、いよいよ無心に、無邪気に、帰って行くようです。
 無有恐怖遠離一切顛倒夢想。
 一休さんは森女さんに抱かれて坐死できる平常心を楽しめるようになっていきます。
 西行さんのように死期も調整できる精神も養生していきました。


 風なくも己の力で散るもみじ   仁


 死も妙適の清浄の舞い






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★★★ 青のくさみ「森女」遊泳1501『 水仙の精にもらいし菩薩道 』w12p1009 へどうぞ!!! ★★★
 

★★★ 林住期道楽交心w12q090601『 茜草一会の祇王肌に染む 』 へどうぞ!!! ★★★




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★ 青のくさみ「森女」遊泳1504w12p1009「0685」

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水仙の精にもらいし菩薩道

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 一休さんの森女礼賛詩のもっとも優美なスローセックスです。
 <美人の陰に水仙花の香有り>
 読書歴が多くないのでイメージも乏しいのですけれど、室町時代までに、直接的に、こんなに素直に、美しく、陰を表現した文があるのでしょうか・・・
 万葉の時代は性も大らかで、開放的でもあったようですから、性を表現する詩歌もいろいろあるのでしょうけれど、こんなにも美しく、芳しい陰を詠んだ詩句を、まだ、見たことがありません。源氏物語も読んでいない無知仁ですから、笑われるでしょうけれど、光さんは情は詠んでも、陰は詠んでいないのではないかと思ってしまいます。
 性の表現の自由は浮世絵に見ることができるのでしょうけれど、それでもやはり隠微な色合いが濃いようです。
 一休さんの陰の詩句にはその隠微さがちっとも感じられません。
 なぜか真空のように清らに美しい。
 初心な少年の清純な感性を感じます。
 空即是色の色合いと呼んでもいいのでしょう。


 水仙の精にもらいし菩薩道   仁


 一夜の契りも三生約す


 <愛看る森也が美風流>
 也は陰を意味しているそうです。

 <ぼくは愛おしくてたまらないよ、
 だからいつもながめるのさ
 森公の陰を。
 森公の陰は妙中の妙だね、
 その美妙さはまさに風流そのものさ>

 妙適句是清浄。


 一休さんは森女さんの陰に玄牝の門を幻て、その玄牝の門を入り、夢幻の仙境を逍遙するのです。





★ 仁訳一休詩0685『 楚臺応望更応攀 』美人陰有水仙花香12x0324

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 楚臺応望更応攀 半夜玉床愁夢顔 花綻一茎梅樹下 凌波仙子遶腰間

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 楚台、応に望むべし、更に応に攀ずべし、
 半夜の玉床、愁夢の顔。
 花は綻ぶ、一茎梅樹の下、
 凌波仙子は、腰間を遶る。


仁訳
 ああ何という幸せ、仙女が降りてきてぼくの前に身を横たえるよ。
 女体を這い上り、水仙の香りのする仙女の谷間へ降りていこう。
 夜の褥に、仙女のうっとりした愁い顔がうつくしい。
 わたしの指先に花は綻び、梅の木の根元に水仙の香りを放つ。
 波間に漂う水仙の花のようにゆるりゆるゆる腰の周りを逍遙するよ。


 楚台は、楚の懐王が楼台に登って歌を謡っていると神女が降りてきて、仲睦まじくなったというお話しを背景にして、一休さんがその神女さんのように訪れた森女さんと懇ろになって、性愛を楽しんでいるよ、ということです。
 一休さんの性愛はスローセックスですから、優れて文化的でなければならないんです。文化的というのは、漢詩人たちの詩句の世界語り合い、愛のイメージを共有し合い、そのお気に入りの情景の一つになりきって性愛を楽しむんです。心が風流に満たされているといってもいいでしょうね。凡愚老仁風に遊べば、異時空遊泳です。ここでは楚台の懐王の神女さんとの情事の時空を遊泳するんです。
 ですから、楚台は森女さんの女体のことです。<楚臺応望>。一休さんは、いつでも、森女さんの生々しい女体が欲しくなるんです。<更応攀>。その森女さんの女体に登って、女体の一つひとつを愛撫しながら、その柔らかさを讃え、喜びを語り、森女さんを幸せに誘い、交心、交感を楽しむんです。
 スローセックスは快楽の文化的な創造行為なんです。
 <黄昏、月色、奈、新吟>なんです。
 唄うように囁き合い、舞うように情交するんです。性愛の交わりが魂の交わりとなるんです。彼我一如の法悦を三昧します。
 巡り愛の逍遙遊です。
 妙適句是清浄。


 < 半夜玉床愁夢顔 > ・・・


 あなたの半夜、玉床に、愁夢の顔を、幻想し、あなたの夢の閨を、想像してみてください。
 その想像を文にして、遊んでみませんか。
 想像世界を文にする遊びも林住期の楽しみの一つです。
 その想像を文にする言葉遊びも、林住期の文化として大切な創造行為でしょう。

 そしてこの言葉遊びの文化も、一休さんのスローセックスへの誘いへのアプローチの一つになるのだろうと、凡愚老仁は思っているのです。


 < 凌波仙子遶腰間 >

 うっとりさせてくれる詩句ですね。
 そのうっとりの夢が語り合えたら、それだけでも楽しいでしょうね・・・



 水仙香酔いどれ舟を漕ぎいでな   仁


 念じよ仙女今添い来らん





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 楚台= 楚の懐王が神女と交情した夢を見たところ。
 凌波仙子= 水仙の異名あるいは形容。
 ≫ 凌波仙子生塵○襪,水上輕盈歩微月。背誰招此斷腸魂,種作寒花寄愁絶。含香體素欲傾城,山礬是弟梅是兄。坐對眞成被花惱,出門一笑大江橫。   。。。北宋・黄庭堅の『王充道送水仙花五十枝欣然會心爲之作詠』

 塵○襪= ○襪はネ偏に蔑の字。
 遶る= メグる。

 ≫ 膩於瓊粉白於脂,京兆夫人未畫眉。靜婉舞偸將動處,西施顰效半開時。通宵帶露妝難洗,盡日凌波歩不移。願作水仙無別意,年年圖與此花期。   。。。皮日休『詠白蓮』

 愁夢=
 ≫ 君不聞胡笳聲最悲,紫髯綠眼胡人吹。吹之一曲猶未了,愁殺樓蘭征戍兒。涼秋八月蕭關道,北風吹斷天山艸。崑崙山南月欲斜,胡人向月吹胡笳。胡笳怨兮將送君,秦山遙望隴山雲。邊城夜夜多愁夢,向月胡笳誰喜聞。   。。。岑参に『胡笳歌送顏真卿使赴河隴』





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★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 一休さんの詩を遊ぶ交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★






★ 青のくさみ「森女」遊泳1201w12p1005

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金木犀愛するほどに苦しめる

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 一休さんは、もう、森女さん無しには生きられないほどの愛しようです。その愛の深さが森女さんを苦しめるんですね。そこまで愛してくれる一休さんに菩薩を感じるほど喜びと安堵を覚えますけれど、その逆に自分のせいで、一休さんが本来の禅僧としての本分を忘れさせてしまっているのではないかと心が引けてしまうのです。


 金木犀愛するほどに苦しめる   仁

 病めるも神女芳しかりき


 何しろ一休さんの周辺には百人を越す弟子さんたちがいますし、新しい文化人、芸能の創造者たちが一休さんの禅機を学びに来ます。
 弟子さんたちには、印可状を必要としない純禅を身を以て開示しなければならないし、純禅の砦としての大徳寺を復興しなければなりません。
 新しく形成されていく文化、芸能は、金閣寺銀閣寺に代表されるような現実遊離の華美、退廃の美ではなく、地獄のそのままの現実から見いだされ、生まれてくる人間らしさを追求する思想とスタンスで通底していました。それはまさに一休禅の根源的な世界観のそれぞれのジャンルでの開花といってもいいような創造行為でした。

 一休さんにはまだし残している仕事が山積みになっているのでした。
 そんな話も、一休さんは森女さんに、睦言の私語の中で、語り明かしてきたのでしょう。一休さんは自分の思想を森女さんに語ることで、目の見えない森女さんの実存と内観を通して、自分の思想の純化ができるのでした。見えない世界を観、聞こえない声を聴くことができるようになるのでした。

 一休さんにとって、森女さんとの愛の実存は、一休禅の究極の現成でした。
 空海さんが、密教においてしか現成できないとして封印した<妙適清浄の句、是菩薩の位なり>の『理趣経』の世界を、一休さんは森女さんと生きたのでした。





★ 仁訳森女0682w01『 看看涅槃堂裡禅 』12s0712

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看々涅槃堂裡禅 昔年百丈鋤頭邊 夜遊爛酔畫屏底 閻老面前奈飯銭

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 看よ看よ、涅槃堂裡の禅、
 昔年、百丈、鋤頭の辺。
 夜遊、爛酔、画屏の底、
 閻老、面前、飯銭を奈イカンせん。

仁訳
 見てよ、見てよ、ほら、森公が涅槃のように寝ている姿を、
 ぼくはうっとりとそんな森女に見惚れて坐っているだけだよ、
 昔々、百丈さんは弟子に鋤を隠されて、絶食したものだけれどね。
 ぼくなんか一日何にも為さずに絵屏風の陰で泥酔しているばかりなんだ、
 閻魔さんにその酒代を支払わされても、溜まりすぎて払えやしないよ。


 華叟さんが一休さんに印可を認めたのは、一休さんがもう自分を超えたし、自分よりも遙かな純禅を生きることを予知したからでしょう。21歳で謙翁さんを超えた一休さんでした。この時既に大応系純禅を印可されたのです。華叟さんの元で一休さんは更にもう一歩踏み込みました。京で酒肆婬坊に耽る逆行に入ったのでした。華叟さんは一休さんのその禅機を認めたのでした。
 ですから、<閻老面前奈飯銭>は、一休さんの「ぼくはもう閻魔さんに冥土への渡し賃は払わないよ」と宣言したのでしょう。「ぼくはここで往生して、泥に戻るんだ。地獄も極楽もないのだからね」というんです。『骸骨』でそう辻説法してきました。

 一休禅のスタンスの初心は、母の遺言にある<釈迦も達磨も奴とせよ>にあるんですね。
 21歳で謙翁さんを超え、27歳で華叟さんを超えた一休さんは大応純禅から、今や、虚堂純禅の再来を志向しているのでした。そして、森女さんに巡り会って、その虚堂さんをも超えたのでした。
 今や、一休さんは、六祖慧能さんがその母を愛したように、森女さんを愛する生活に入ったのです。<妙適清浄の句、是菩薩の位なり>を現成することによって慧能生さんをも超えているのでしょう。
 ひょっとすると、もう、達磨さんをも奴としているのかもしれません。
 今や、一休さんは、弥勒さんの再来を志向しているのでした。


夢ならず人皆菩薩秋落輝   仁


 この古里の美しきかな





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★ 青のくさみ「森女」遊泳1001w12p100101

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月明かり薪灯りに舞う盲女

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 1471年11月14日、一休さんは住吉の薬師堂で森女さんに邂逅してから、その足で坂井の上の雲門庵に森女さんを同伴し、語り明かしました。
 雲門庵は墨塞年譜に「文明2年、師77才。一檀越有りて、庵を坂井の上に占め、以て師に延ススむ。師喜んで諸徒を携えて徒 り、其の庵に扁して雲門という。蓋し竜山の雲門の祖塔、乱後に草白なるを以て、聊か其の名を存し以て霊光の厳存するに擬するなり」とありますから、かなりの数の弟子たちが同居していたようです。
 後に薪の酬恩庵に戻りますけれど、ここでは室町市民文化の花を咲かせる文人墨客が集うようになり、弟子も百人を越したいいます。そんな大勢の中で一休さんは大らかに森女さんを愛しつづけるんです。その庭を舞台にして一休さんが謡い、森女さんが舞い、同席した者たちが囃すという風流を楽しんでいました。


 月明かり薪灯りに舞う盲女   仁


 涙忘るる時の更けゆく






★ 仁訳森女0694w01『 客散曲終無一声 』森公午睡w12s0701

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客散曲終無一声 不知極睡幾時驚 観面当機胡蝶戯 誰聞日午打三更

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客は散じ、曲は終わりて、一声も無し、
極睡、幾時に驚くかを知らず。
観面、機に当たる胡蝶の戯れ、
誰か聞く、日午に三更を打つを。

仁訳
 宴の客も帰り、賑わいだ歌曲も終わって、もう人の声もしなくなった、
 ぐっすりと眠り込んでしまった森公は、何時になったら目を醒ますことやらね。
 その寝顔を眺めていると、きっと胡蝶の夢を見ているのに違いないよ。
 ぼくだけが知っている、真昼間に真夜中の時を打つ音を聞く秘密の時空なんだよ。



 <ぼくだけが知っている>がいいですね。
 「日午に三更を打つ」の三更は夜中の11時か0時からの2時間をいうそうです。夜中の0時に九つ鼓や鐘を打って時を告げたといいます。夜中の0時をまた子の刻といい、鐘を九つ打つので九つともいいます。2時間おきに一つずつ減らしていくそうです。昼の0時を午の刻。その後が午後になるんですね。
 ついでながら、子の刻の次は丑の刻です。丑の刻を四つに分けて、三つ目が「草木も眠る丑三つ時」です。その後はもう夜が白みはじめます。午の刻の次が未の刻です。八つ鐘を打って知らせます。ちょっと休憩、3時の「お八つ」の時間です。
 一休さんは、謡い、舞い疲れた森女さんが昼寝をして、幸せに微笑んでいる寝顔をしみじみと眺めているんですね。その森女さんが見ている夢の中味まで一休さんは観ることができるんです。それは子の刻にも愛し合い、睦言を重ねている閨の夢なんです。

 <吟行客袖幾詩情 開落百花天地淸 枕上香風寐耶寤 一場春夢不分明>と一休さんは15歳の時詩いました。一休さんが終生幻ミつづけ、詩いつづけてきた閨夢です。
 狂雲を名乗っていた一休さんは、また自ら夢閨を号してもいました。

 一休さんは少年時代より観つづけてきた夢を、森女さんに巡り会って、今、実際に生きているんです。森女さんの靨の笑顔はあの楊貴妃にも優るとべた褒めします。
 <枕上の香風、寐ミか寤ゴか>、森女さんと添い寝している枕べに漂う水仙の香りに酔い痴れる。夢か現か分からない自然法爾の法悦のひとときです。


 芳しき風にほとめけ散るもみじ   仁


 老いにもはなやぐ時のあるらん





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青柳仁
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非公開
自己紹介:
 21世紀を平和の世紀に!
 平和の砦を守る戦士として生きていますけれど、身近な人たちの中で、戦争に対してNO!と言い続けるスタンスを持ち続けていくことしかできません。
 手に花を!心に平和の砦を!

 平和の砦の源泉は子どもたちの未来を守ることです。子どもたちが生きる希望と勇気を持つ世の中を創りだしていきましょう。
 子どもたちと一緒に生きましょう。

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