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心がさびしい、 心がつらい、 心が痛い・・・ 心が喜ぶ・・・
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異界への貫く恋も在りにけり


 ★ 瘋癲老仁妄詩 12701

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異界への貫く恋も在りにけり

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 阿修羅さんを観ていると、
 二つの心が共存します。

 若き阿修羅さんのように、情念のままに生き抜こうとする心と、
 ブッダを守る阿修羅さんのように、命を賭して守ろうとする心です。

 情念の心は、自分しか見えません。
 守り抜く心は、気配を感受します。

 この世では、やっぱり、煩悩。情念を全うして、悔いなしとしていくのでしょうね。
 地獄に堕ちても、己を炸裂させる生き方に憧れるのでしょうね。
 けれど、この道は、選ばれた人でなければ、全うできない生き方なのです。

 それぞれの世界にプロの哲学と技術があるように、
 情念のままを生き抜く力も、きっと、プロの技なのでしょう。
 プロの技は、10年、20年の蓄積の上に達成されていくものです。


 命を賭して守ろうとする心は、これもプロの技に近いのでしょうね。
 修験者の生き様を想い描いても、凡仁にできる技ではありません。

 悟りと技術が、天の恵みのように、降りそそいでくれるものなら、
 宗教も必要でなくなりますけれど・・・


 阿修羅さんは、どうして、釈迦さんの説法に聞き入ったのでしょう。
 阿修羅さんは、どんな価値転換を為したのでしょう。

 あの穏やかな貌に、
 気が漲っているんです。
 あの柔らかい体に、
 愛が漲っているんです。
 

 阿修羅さんの気愛に包まれていると、
 愚仁でも、癒されますし、
 勇気をもらえます。

 
 生きることは、愛することだと、体感します。
 阿修羅さんは、そんなエナジーを放射しているのでした。


 阿修羅さんのエナジーを浴びて、
 老仁は、ひたすら、妄詩の世界を垂直に飛翔したくなってくるのでした。


 妄詩の世界で創りだしていく愛が、
 貫かれていく彼方に、

 それは、銀河の外を一回りして、
 老仁の足下に、

 愛の世界が始まるのです。


 愛することは、命に帰ることだと、
 阿修羅さんが、囁いてくれました。








 ★ 瘋癲老仁妄詩 12702

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初雪や私かに愛を貫きぬ

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青柳仁
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自己紹介:
 21世紀を平和の世紀に!
 平和の砦を守る戦士として生きていますけれど、身近な人たちの中で、戦争に対してNO!と言い続けるスタンスを持ち続けていくことしかできません。
 手に花を!心に平和の砦を!

 平和の砦の源泉は子どもたちの未来を守ることです。子どもたちが生きる希望と勇気を持つ世の中を創りだしていきましょう。
 子どもたちと一緒に生きましょう。

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