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心がさびしい、 心がつらい、 心が痛い・・・ 心が喜ぶ・・・
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★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 一休さんの詩を遊ぶ交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★







★ 青のくさみ「森女」遊泳0901w12q0927

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無垢は無垢突き抜けて燃ゆ曼珠沙華

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 一休さんは住吉の薬師堂で森女さんに巡り会って、懐かしさがこみ上げ、感動の余り、友だちと同伴していることも忘れて、森女さんと語り込んでしまいました。語り尽くさず、一休さんは森女さんを松栖庵に連れて行って、夜を明かして語り合ったのでした。
 弟子たちも暮らす狭い草庵ですけれど、もう外のことは一切目に入らないようです。
 貞心尼さんと初めて会った良寛さんも、草庵で、夜を徹して、語り明かしたんです。家主さんが傍に住んでいるのですけれど、世間体など気にならないようです。
 一休さんも良寛さんも自在だったんですね。それだけ心が無垢なのでしょう。
 一休さんと良寛さんは全く逆の生き方をしているようですけれど、根源的な生の有り様は同じなのでしょうね。何よりその心根の優しさに於いて一休さんと良寛さんはよく似ているのを感じます。情感の細やかさもパッションの激しさもよく似ているのを感じます。


 無垢は無垢突き抜けて燃ゆ曼珠沙華   仁


 罪は分別命は清浄







★ 仁訳森女0693『 木凋葉落更回春 』謝森公深恩之願書w12t0617

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 右余薪園小舎寓有年 森侍者聞余風彩 已有饗慕之志 余亦知焉 然因循至今 辛卯之春 邂逅于墨吉 問以素志 則諾而応 因作小詩述之

木凋葉落更回春 長緑生花旧約新 森也深恩若忘却 無量億劫畜生身

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 森公の深恩に謝するの願書
 右は、余、薪園の小舎寓して年有り。森侍者、余の風采を聞きて、已に饗慕の志有り。余また知る焉。然れども因循して今に至る。辛卯の春、墨吉に邂逅して以て素志を問えば、即ち諾して応ず。因りて小詩を作りて之を述ぶ。

 木は凋み、葉は落ち、更に春に回カエる、
 緑を長じ、花を生じ、旧約も新たになる。
 森也が深恩、若し忘却すれば、
 無量億劫、畜生の身。


仁訳
 木は凋んで枯れ、葉は朽ちて落ちる老いの身に、春がまた回ってきたよ。
 枝には青々と葉が繁り、花は咲き誇り、ほら、昔の情熱が蘇ってくる。
 こんなにも回生させてくれる森公の深い慈愛を、もし忘れるようなことがあれば、
 ぼくは、永遠に、畜生の身のまま救われることはないだろうさ。




 ずっと前にも、一休さんは森女さんと巡り会っていたんです。
 森女さんは、貞心尼さんと同じで、一休さんの人望を聞いて、一休さんに会って話を聞いてもらいたいと願ったのでした。話を聞いてもらうだけでも心が軽くなるような気がしていたのです。できれば高徳の一休さんに帰依して残る人生に安堵の境地を求めたいと願っていたのでした。そして一休さんに会って、話を聞いてもらいます。想像していた通りの人で、親身になって聞いてくれるばかりでなく、わが身をも愛おしんでくれるのを感じました。身も心もひさいで生きてきた森女さんは一休さんの体温も求める心になっていました。その心の動きを一休さんも感じとっていたのですけれど、何故か、一休さんは、すぐには森女さんを抱くことができなかったようです。
 一休さんにとって、森女さんの実存は、一休さんも知ることのできないほど過酷な地獄模様を生きぬいてきているのです。一休さんは自分は世間の地獄の実相をつぶさに見てきて、その衆生と一緒に生きる志で、逆行三昧を生きてきたけれど、それは方便に過ぎなかったことに気づかされたのでした。衆生救済も利他行も慢心の為せる業であることに気づかされたのでした。
 そのことに気づかせてくれた森女さんに、一休さんは菩薩さんの化身を幻視するようになったのです。そしてその菩薩さんと一体化する道を歩きはじめたのでした。
 今までの方便として生きてきた逆行もなく、順行もない、命の自然法爾を生きはじめたのでした。

 それはもう言葉で表現できる世界ではなく、生きぬいてきた森女さんの命の実存があるだけの世界ですけれど、それを知った一休さんは、詩魂を捨てることはできず、森女さんと生きた自然法爾の命の世界を、28文字の七言絶句の漢詩で表現しました。
 不立文字の時空です。
 この人を見よ、の時空です。

 良寛さんも、貞心尼さんとの不立文字の愛時空を生きました。
 自然法爾の命の愛時空です。




 月影や拈華微笑の愛あらめ   仁


 はだかの命はだかの心





★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 青のくさみ「森女」遊泳0811『 突き抜けて空の花咲け芋の露 』w12q0924 へどうぞ!!! ★★★


★★★ 優游575交心w12q092604『 産土の水沼の蒲に雁落ちる 』 へどうぞ!!! ★★★
 

★★★ 『 今日の出来事、雑談、交流広場 12年09月27日 』   ☆☆☆   この味、この香り - 奈良でお茶飲み分け競技 へどうぞ!!! ★★★
 



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青柳仁
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 21世紀を平和の世紀に!
 平和の砦を守る戦士として生きていますけれど、身近な人たちの中で、戦争に対してNO!と言い続けるスタンスを持ち続けていくことしかできません。
 手に花を!心に平和の砦を!

 平和の砦の源泉は子どもたちの未来を守ることです。子どもたちが生きる希望と勇気を持つ世の中を創りだしていきましょう。
 子どもたちと一緒に生きましょう。

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