ひとりの居場所から・・・ ｂｙ 仁

　『　居場所　』　　　　　ｂｙ　ふぅ

　

　ふぅが見つけ出した居場所はやっぱりふぅの中にあったんだ。
　ふぅが自分の中に居場所を見つけ出したこと嬉しく思うよ。ずっと、ずっと、きっとひとりぽっちで、でも誰からも邪魔されずに、ふぅは絵を描いてきたんだね。絵がふぅの心を遊ばせてくれたんだね。絵がふぅの心を和ませてくれたんだね。絵がふぅの心を癒してくれたんだね。だから、ふぅは、夢を見続けることができるんだ。
　だから、ふぅは、どこにいても、ひとりの力で生きていけるんだ。
　だから、ふぅは、だれとでも、つながっていけるんだ。
　夕日がきれいに見える場所はどこにでもあるよ。空がきれいに見える場所はどこにでもあるよ。夕日がふぅを抱きしめ、空がふぅを翔けさせる。幼子のように、ふぅが笑い声を上げて駆け回る。踊り子のように、ふぅが両手をかざして舞う。
　ふぅ、ふぅが探し出した居場所で、ふぅの夢を大きく育てよう。
　ふぅ、ふぅが創り出す居場所で、ふぅの心を豊かに広げよう。
　ふぅは、ふぅの居場所で、ゆっくりと、ゆっくりと歩き回り、深く、深く呼吸をして、背中に夢という羽を生やすのだ。
　そして、時々、ここに、その夢を投げ出していこう。
　そして、いつの日か、ふぅの居場所がこことつながって、ふぅが独り立ちするんだよね。
　そして、いつの日か、ふぅの居場所がこことつながって、たくさんの人がつながり合い、愛し合うようになるんだよね。
　ふぅが見つけ出した居場所に、ときどき、仁も招待してくださいね。